災害VC(ボランティア・コーディネーター)、HUG訓練

開笑喜堂 関口

2016年11月22日 00:33

災害は来てからでは遅い!

ここのところ大きな災害が日本を「物・心・生命」と容赦なく痛めつけている。

せめて日ごろからの物心両面の準備を整えておくことが肝要と思われる。

あれだけの被害を出した大きな震災がまだ記憶に新しいはずです。しかしけっこう自分のところは大丈夫とたかをくくってるところが多いのが現状ではないのでしょうか。

被災者の皆さんが避難所でプライバシーもほぼなく不自由な生活を強いられてるところをテレビの画像で見ているはずです。

現在は避難所を利用する自主防災会合同訓練は行われてなく、有事の際の混乱が予想されるのは必定です。広域で共助力を高めるためにも、今合同訓練を始める必要があると思います。

これから述べるHUG訓練は、実践的に避難所の開設・運営の経験を深める事ができる。

有事の際の混乱を少しでも緩和するためには、今からでも遅くはない、HUG訓練を地区・学校単位で実施し、いざという時の心の余裕を蓄えておく必要があると思う。


私が所属する「裾野市ボランティア・コーディネーター」は、いざ災害が起きた際に避難所の運営・配置・ボランティアの掌握等と行政の円滑な運営ができるように災害当初から補助するのが使命です。

混乱の中、住民が避難所に集まってきた際に右往左往して円滑な配置等ができなければ大混乱がおきてケンカ等にも発展するのは目に見えています。

そこでVCは、常に「HUG」をおこない不測の事態に少しでも円滑な避難所運営ができるように訓練している。


「HUG」とは非難所運営ゲームといい家族等が避難所に避難してきたら、家族構成等処々の状況をかんがみ場所の配置を割り振っていくのです。



「上のカードの裏面」


そうとはいえ、有事の際は物心両面で住民の気持ちも混乱状態で教科書道理にはいかないのは目に見えてますが、それでも基本的な配置訓練を日ごろから実施し、物の考え方を慣らせておかなければならないのです。

また避難所は多所にできるので、配置訓練をしてきている人が多数いないと統制が取れなく混乱になり最悪の場合は生命にかかわる人もでてくることになるのです。

正直、HUGのできるVCの方は不足しています。いざという時の為にも日ごろから遊び感覚でいいから「避難所運営のゲーム」として学校等でも取り組む必要があるのではないでしょうか。



写真で見てのとおり

VCも高齢化しています、どうか若い人たちの入会を心から待ち望みます。住民全員の幸せのためにも。